豆知識

作家・冲方丁の逮捕容疑「ドメスティック・バイオレンス(DV)」について考えてみた

別居中の妻に対してドメスティックバイオレンス(DV)をしたとして、作家の冲方丁(うぶかた・とう)容疑者が逮捕されました。「口論にはなったが、殴っていない」と容疑を否認しているとのことです。

冲方容疑者は平成22年、「天地明察」で吉川英治文学新人賞と本屋大賞をダブル受賞。24年には「光圀伝」で山田風太郎賞を受賞しています。

とことでドメステックバイオレンス(DV)とはなんでしょか。

ドメスティック・バイオレンスとは?

「ドメスティック・バイオレンス」とは英語の「domestic violence」をカタカナで表記したもので、略して「DV」と呼ばれます。
明確な定義はありませんが、一般的には「配偶者や恋人など親密な関係にある、またはあった者から振るわれる暴力」という意味で使用されることが多いようです。ただ、人によっては、親子間の暴力などまで含めた意味で使っている場合もあります。

暴力の形態は?

一口に「暴力」といっても様々な形態が存在します。これらの様々な形態の暴力は単独で起きることもありますが、多くは何種類かの暴力が重なって起こっています。また、ある行為が複数の形態に該当する場合もあります。

●身体的なもの
殴ったり蹴ったりするなど、直接何らかの有形力を行使するもの。
刑法第204条の傷害や第208条の暴行に該当する違法な行為であり、たとえそれが配偶者間で行われたとしても処罰の対象になります。
〈具体的例〉
・平手でうつ
・足でける
・身体を傷つける可能性のある物でなぐる
・げんこつでなぐる
・刃物などの凶器をからだにつきつける
・髪をひっぱる
・首をしめる
・腕をねじる
・引きずりまわす
・物をなげつける

●精神的なもの
心ない言動等により、相手の心を傷つけるもの。
精神的な暴力については、その結果、PTSD(外傷後ストレス障害)に至るなど、刑法上の傷害とみなされるほどの精神障害に至れば、刑法上の傷害罪として処罰されることもあります。
〈具体的例〉
・大声でどなる
・「誰のおかげで生活できるんだ」「かいしょうなし」などと言う
・実家や友人とつきあうのを制限したり、電話や手紙を細かくチェックしたりする
・何を言っても無視して口をきかない
・人の前でバカにしたり、命令するような口調でものを言ったりする
・大切にしているものをこわしたり、捨てたりする
・生活費を渡さない
・外で働くなと言ったり、仕事を辞めさせたりする
・子どもに危害を加えるといっておどす
・なぐるそぶりや、物をなげつけるふりをして、おどかす

●性的なもの
嫌がっているのに性的行為を強要する、中絶を強要する、避妊に協力しないといったもの。
〈具体的例〉
・見たくないのにポルノビデオやポルノ雑誌をみせる
・いやがっているのに性行為を強要する
・中絶を強要する
・避妊に協力しない

内閣府が平成26年度に行った調査によると、女性の23.7%が「何度もあった」「1・2度あった」と解答。また被害者は女性だけではなく、男性の16.6%が「何度もあった」「1・2度あった」と解答しています。
平成26年度に配偶者暴力相談センターに寄せられた相談件数は、10万2,963件にもおよびました。
都道府県別では、やはり東京が一番多く11,983件、次いで千葉7,929件、兵庫7,215件、大阪6,234件、神奈川5,225件と人口の多い大都市圏が続きますが、意外にも多いのが徳島の4,888件。しかも徳島の場合、男性の相談件数が多く、331件という数字は全国1位となっています。

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