オピニオン

佐野研二郎氏の五輪エンブレムと長野五輪のエンブレムを見比べてみたら…デザインに肩書きはいらないでしょ!

ついに、東京五輪エンブレムの使用中止が決定しちゃいましたね。
どうせなら、落選した他のデザインも発表してほしいものですが、見せてくれないでしょうね。他の作品の方が優れている可能性大ですから。

今回の東京五輪エンブレムの応募作品は104案のみでした。長野オリンピック(1998年冬季)のときには、1000作品以上の応募があったらしいですから、この少なさは異常です。では、なぜこんなに少なかったのでしょう。

それは応募資格がむちゃむちゃ厳しかったせいです。広く一般からも公募し、みんなでお祭り気分を盛り上げればいいと思うのですが、どうもさまざまな利権が絡んでいるようで、この時点ですでに胡散臭いです。

ちなみに今回の応募資格は、
「東京ADC賞」「TDC賞」「JAGDA新人賞」「亀倉雄策賞」「ニューヨークADC賞」「D&AD賞」「ONE SHOW DESIGN」のうち、2つ以上を受賞しているデザイナー・グラフィックデザイナー・アートディレクター。また、日本語のコミュニケーションが可能な人、となっています。

これらの賞がどのくらいすごいのかと言えば、「東京ADC賞」は日本広告賞の最高峰で、「ニューヨークADC賞」は世界最高峰の超有名な賞。さらに「D&AD」賞はイギリスで開催される応募点数数万点にもおよぶ世界的な賞らしいです。
これらを2つ以上というのは、相当な実力の持ち主かコネクションの持ち主しかいないでしょう。日本語のできる人となれば、ごく限られた人しかいません。

ところで日本では、夏・冬合わせて、過去に3回のオリンピックが開催されています。
1964年夏季の東京オリンピック、1972年冬季の札幌オリンピック、そして1998年冬季の長野オリンピックです。

それらのエンブレムを見比べてみると、以下のようになります。
tokyo1964
▶東京オリンピック(1964年 夏季)

東京オリンピックのポスターをはじめ、日本電信電話(NTT)、フジテレビジョンのマークなどを手がけた日本屈指のデザイナー、亀倉雄策氏の手による伝説のエンブレム。今回応募の作品は、このロゴから抜け出せないものが多かったらしいです。

 

sapporo
▶札幌オリンピック(1972年 冬季)

亀倉雄策ほか計8名による指名コンペから選ばれたのは、今回の審査委員長である永井一正氏の作品。1964年東京オリンピックのデザインを踏襲しています。個人的にはいいとは思いません。

 

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▶長野オリンピック(1998年 冬季)

広く公募して1000案以上の応募作品の中から選ばれた篠塚正典氏のデザイン。篠塚さんは、条件不足のため、今回は応募することもできなかったようです。また、審査委員にも入っていません。前回の受賞者なら特別条件での参加、もしくは特別審査員に名を連ねてもよさそうなものですが、人脈がなかったのでしょうか。

 

で、今回の作品。

tokyo5rin
この4つを見比べてみれば、誰が見ても明らかですが、佐野研二郎氏の作品は決していいとは思えません。躍動感が感じられません、あくまでも個人的な意見ですが…。
やはり、1964年の東京、1998年の長野は秀逸ではないでしょうか。
いいデザインは誰が見ても、何年経っても、感銘を与えてくれます。
後世に残るエンブレムを期待します。

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